1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:26:01.83 ID:9emr8Ujz0
キョン「はぁ、ダチいねーし、授業だるいし、今日は行かなくていいや・・・・」
キョン「高校に戻りてぇ・・・・・・・・・・・・」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:35:58.45 ID:9emr8Ujz0
卒業。
同時に訪れる、別れと出会い
それは、人生において結構重要なもんだと思うし、全ての人に強制されるイベントだ
むろん俺達SOS団もそれには抗えないわけだ
とりあえず、朝比奈さんは一年早く大学に行った
勉強をがんばっていて、首都圏の有名私立に鶴屋さんと通っている
そして、今年。長門と古泉とハルヒは同じ国立大学に受かった
まぁ、三人とも学年TOPだしな
俺はというと、近場の中堅大学にギリギリで滑り込む程度だった
ハルヒには「それでもSOS団なの!?」とどやされたが、俺の成績からみてこの程度だろう
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:42:33.78 ID:9emr8Ujz0
古泉いわく、俺とハルヒが同じ大学に行かなかったのは、
「最近は涼宮さんも落ち着いてきましたからね。それに、彼女自身も成長したんですよ。あなたとの別れを惜しみ、それを楽しむ程度にね」
ということらしい
長門に聞いても
「涼宮ハルヒの情報改竄能力が衰退している。」と、きわめて分かりやすい説明をいただいたので
俺が、ハルヒ力による最難関大学合格は達成し得なかった
内心少し期待していたのだが
とまぁ、結局バラバラになり、SOS団は目出度く解散、といってもハルヒは休みごとに何かしようと計画してるようだが・・・・
アイツもきっと大学でまた破天荒な振る舞いをするんだろうな、と思いつつ、俺は自分の大学の入学式に臨んだ
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:50:30.69 ID:9emr8Ujz0
大学というのは、さまざまな人間がいるもので
60くらいのおじいさんが居たかと思えば、目が合っただけで絡んできそうなヤンキーっぽいやつもいる
みな往々にして、同じだったのは、友達作りに専念しているということだ
勿論、じいさんどもは違うが
俺はというと、そのうち話せるダチ、まぁ国木田や谷口みたいなの、がいて恙無く大学生活を遅れるんじゃないか?とか
そんなに躍起になって、友達作りに励まなくてもいいんじゃないか?と思っていた
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:51:57.08 ID:iy5v4HOD0
や、やめろおおおおおおおおおおおお
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 19:55:50.98 ID:9emr8Ujz0
そして、友達を作ろうともせず、サークルや部活にも入らず、気づけばGWが明けていた
このころになると、周りにはグループが出来ていて、俺はそのグループのどれにも属していなかった
グループを作ってるやつらはソレ同士でも交流があるようで、授業の合間の喧騒は高校よりも酷かった
俺はというと、そんなものには我関せずといった感じで、休み時間には音楽でも聴きつつ本を読んでいる
これは今度、長門に薦めてみようと思ったり、朝比奈さんの書いた童話は可愛らしかったなぁと、思い返す事が増えてきた
この時もまだ、俺はボッチや便所飯が架空のものだと信じていた
そう、体育の時間になるまでは
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:05:37.30 ID:9emr8Ujz0
それまでの体育の時間というのは、体ほぐしや体力テストが主で、本格的な体育をいうのはその日が初めてだった
「えー、それじゃ、今日からバスケをする。適当に5人チームを作ってくれ」
体育教師の声が体育館に響いた
その瞬間、グループのやつらはどんどんくっつき、気づいたら俺は独り取り残されていた
「ん?お前あまりか?」
「あ、はい」
「そうかー、仕方ないな、おい!そこにちょっと入れ」
そういわれて入った先は、休み時間になると教室で一際騒がしい、イケメン達のグループだった
「チッ!俺らだけ6人かよ!」
明らかに嫌そうな顔をする5人
俺は一人申し訳なさそうにたたずむしかなかった
5人の話し声が聞こえる
「つかさー、あんなやついたっけ?」
「さぁ?おれは初めて見る感じかな?ダブリじゃね?」
「あーありうるwww独りだけあまってたしねwwww」
そんな話し声が聞こえ、初めて俺の頭にボッチという言葉が過ぎった
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:09:34.66 ID:9emr8Ujz0
結局、その日の体育は、俺が審判に名乗り出てすごした。
更衣室では、今日の体育の興奮で、皆グループを超えて仲良くなり始めているみたいだ
しかし、試合には出ず、審判をしていた俺は、その輪に入る事は出来ず
無言で着替え、無言で更衣室を後にした
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:38:04.59 ID:9emr8Ujz0
翌日の教室
朝から騒がしいと思ったら、誰かが飲み会を企画したらしい
どうやら、昨日の流れでクラス飲みなるものをやるので、そのプリントをみんなに配っていた
俺もそれに参加すれば話せるやつが出来ると思い、プリントを待った
が、俺にプリントは回ってこなかった
昼休みには
「なぁ、アイツいっつも独りで飯食ってね?」
「だよなー。それでその後本読むんだろ?」
「何が楽しいんだろうね?」
そんな言葉が俺の心に刺さった
次の日、俺は初めて、便所で飯を食った
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:46:35.48 ID:9emr8Ujz0
俺が便所で飯を食い始めて何日たっただろうか
俺が人と会話をしなくなって何日たっただろうか
この前など、コンビニでレシートをいらないと言おうとして、声が出なかった
しゃべらないと声が出なくなることを初めて知った
最近では良く高校時代を思い返す
あのころはハルヒに振り回され続けたが、とても楽しかった
それと比べて今は何だ?
朝起きて、学校へ行き、便所で飯を食って、かえってダラダラして寝る
意味が無い、空っぽの生活だ
そんな事を思っていた時、何ヶ月も鳴らない携帯音が俺の部屋に響いた
新着メール?誰からだ・・・・・・・?
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:48:57.85 ID:LN9uExgt0
キョンカワイソス
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/16(水) 20:57:30.76 ID:9emr8Ujz0
『件名:新SOS団!!
久しぶりね!!どう?そっちは?
私のほうは一回全部のサークル回ったけど面白そうなのがなかったから自分で作ったわ!!
ソレが新SOS団よ!!一緒に送った写メがあるでしょ?それが今の団員!
あんたもSOS団兵庫支部の支部長なんだから、本社のあたし達に負けないような支部を作りなさい!!
これは本部団長命令よ!!そして支部の面子の写メも送る事!いいわね?
じゃ、またね、夏には二つのSOS団の合同合宿なんだから!!気を引き締めなさい!
おーばー♪』
あと、画像か・・・・・・・ピッ
そこには、少し髪を伸ばしポニー姿で笑顔の我らが団長
無表情の中にほんの少し笑顔を浮かべている長門
笑顔とバストがまぶしい、朝比奈さん
相変わらずニヤケ面の古泉
そして・・・・・・俺に良く似た、けど俺で無い男が面倒くさそうな顔つきで写っていた